裏 海物語 IN 東京

あまり気乗りはしなかったが、開店後5分くらいして入店すると、メルクマールの彼がすでにいた。

長髪で、地味な感じの色合いのジャケットを羽織っていた。

仁義としてこちらに遠慮してくれているのか、僕が昨日打っていた環境のいい角台が、空いていた。

10年以上前のことである。

東京は城東地区。

幾らかガラの悪い街でもあった。


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その時期、僕は物流関係の仕事を辞めて、労災を受け取りながら、日々、パチンコにいそしんでいた。

形だけ、ハローワークで仕事も探していたが、そう真剣に早く仕事を見つけるつもりも正直なく、パチンコを連日、終日打てることがとにかくうれしかった。

ボーダー理論をかたくなに実践し、もうパチンコでしっかりと勝てている時期であったから、労災がおり、パチンコの不労所得もあれば、僕としてはほくほくの状態でもあったのだ。

さあて、この思い切り打てる求職の時間をいかに使うかと、まずは店の選定にあったのだが、羽物が割と置いてある中型店を覗いた。

窓の向こうの暗い海

羽物は微妙だったが、大海物語1/370のシマを流すと、やけに命釘がでかい。

そして打ち始めると、案の定よく回る。
2.50銭だったが、30ちょいの回りだった。

海物語は、もともとリーチも短いし、30も回れば、時短の効く保留3つめ、4つめを頻繁につける事が可能なわけで、1時間あたりで回転数も400くらいは回せるはずだ。

しかし、結局この店に巡り合ったのが運の尽きでもあったのだ。

初日こそ1万くらい勝てたものの、2日、3日目は計5万程負け。

恐らく期待値3万はあるだろう、稼働で結構な欠損が出ている。

そして何より、釘の空いている台が、何台もあること、客が全然いないこと。

不安になる要素がいくつもあった。

ただ、3日目に現れた長髪の彼は、ちゃんと釘を見て、僕が良さげだと判じた台を終日打ち込んでいた。

伏魔殿でのかすかな拠り所となった。

そして4日目。

また僕は負けた。

とにかく初当たりが重すぎる。

メルクマールの彼も、玉は積んでいなかった。

5日目、一生付いていくと決めた、金科玉条とするボーダー理論を信じて僕は同店に赴いたのだが、ついにメルクマールの彼は姿を見せなかった。

「・・・」

せっかく来たのだからと、昼過ぎまで打ち込んで、やはり玉も出ず、納得の撤退。

10年以上前は、パチンコもスロットもこのような怪しい挙動の台がまれに見られた。

パチンコの場合だと、特徴があって、ボーダーを軽く上回るお宝台が複数あり、加えてなぜか客が殆どいなかった。

遠隔じゃなくて、もっと単純な裏基盤であったのだろうなぁと。

もちろん、このお店も確実に黒と言い切れるわけではないが。

ここ5年以上、少し首をかしげるくらいの出来事はあったけど、スロもパチもかなり怪しいという状況には出くわしていない。

だいぶ業界的にクリーンになったのだろうなと思う。

少しでも怪しいと思った時は、長髪の彼のように、いかに素早く見切り撤退ができるかが大事ですよね。

お金は戻ってきませんから。

怪しい、いかさまだと、愚痴りつつ、店に通うのは愚の骨頂ですからね。

今は細かくデータカウンターで、過去1週間分のデータも見れるようになったから、客観的な判断材料も増えましたしね。

こんなことを唐突気味に書いたのは先日なかなか凄い履歴の台に座ったのですよね。

850のなかなかおいしいリオンゴッド。

夕方で当たり回数は4回。

昼のマンハッタン

初当たりも4回なんだけど、マンハッタンのように、やけにツブツブが高くそびえ並んでいる。

摩天楼、4連単。

普段は打つと決まっていれば、履歴の確認はしないのだけど、あまりにつぶつぶが凄いのでぽちっと確認。

2回は天井の1480まで行っていて、残りも900代と1000近く。

僕が打った回も、800を超えていたから、トータル何枚飲みこんどんだと。

0ゲームから天井まで打つと約6万掛かるし、僕の打ち初めの800も考えあわせれば、1万枚くらいは軽く入っていたのだろう。

まさか、一人の人がここまで打ち切ってはいないだろうが、なかなか見れない履歴。

まあ、もちろん
これくらいなら怪しいのアの字にもなりませんが。


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